2022年4月4日月曜日

有給休暇がないのがブラック企業!でも、有休取得義務化?

こんばんは、こうちゃんです。

ブラック企業の定番、それは
有給休暇がない、もしくは数字上だけあって使えない。

有給休暇は毎週一定時間以上働いている人には与えられる権利ですし、使うにあたっては妨害もされてはいけないので、
当然こんなの違法なのですが、
あくまで訴えがあって初めて犯罪として扱われるわけで、
こうした会社では社員など人権のないウジ虫以下の扱いで、
社畜も心を病んでいて何も抵抗できませんので、
こうした扱いでも問題なく、実際に入社以来何十年と退社まで一度も有給休暇を使ったことはありません、なんていうブラック企業の奴隷社畜は多々存在します。

今の日本の労働環境が史上最悪に劣悪と言われるのはこうしたところでしょうね。
海外の奴隷制度の残る国の奴隷ですら休みはあるというのに。


日々ブラック企業対策の情報に耳を傾けておりますが、
今度は日本のブラック企業あるあるのひとつ、

有給休暇が取れない

の対策ができるそうです。
有給休暇を年に10日以上付与されている社員には、最低年5日有休を取らせなければならない、という法案が決定、
なんと、これはスピード実施になり、
2019年4月、そう今から施行されることとなりました。
そして、この年5日以上の有休を与えなかった場合、違反企業には30万円以下の罰金が課せられるそうです。

まあ、これ自体はめでたい話ですね。
本当に実施され、労基がちゃんと仕事し見張ってくれて、この日本の有休を取れない風潮が少しは改善されるのでしたらいいんですけど・・・
なんていうか、まあ無いよりはマシですけど、こんな法案の時点で、
この国はブラック企業のひどさを甘く見過ぎてますよね。

今だって、見せかけの有休取得率を上げて転職サイトなどに掲載するために、
年末年始や夏休みを、すべて最初から営業日にしていて、そこを休みにするために強制有休消化日にしている悪魔のような会社が多々あるというのに、
この法案通っても、5日とらせればよいのならば・・・
年末年始に5日間有休消化日にしてしまえばいいだけですよね。
それ自体には特に罰則は無さそうですし。

転職サイトなり、会社の紹介なりに書いてある、年休が130日、とかの会社でしたらまあまあ期待はできるかもですが、
そもそも年休110日とか、もっとひどいとこですと、年休100日未満のところなんて、
どう有休をあてようが、そもそもが地獄ですよね。

有休をとらせるとか、社畜たちの労働環境改善を謳うのでしたら・・・
そもそも年休も120日以上とか義務づけてくださいよ、という話で。

このブログでもさんざん書いてきていますが、
そもそもの悪環境を放置していて小手先だけで改善させた風に見せかけるのはやめてくれませんかね。
とはいえ、これが無駄なのは真のガチブラック企業だけで、
そこまででもない、そこそこブラック企業wで、社員が多いところなどでは、
このご時世、SNSなどですぐに情報、悪評が漏れますので、
今回の法案に対応して、少しだけ休みやすくなる可能性はありますね。

まあ、こうした法制度の改正などの評価が出るのは数年後でしょうけど、今よりはちょっとはマシになることを祈りましょう。
まっとうな企業で改善が進み、7割方で高評価、ブラック企業では、単に年間休日を減らすだけで、実際にはより有休が減ってしまうだけで低評価が3割方、といった予想ではあります。




こうちゃん