またも新たなハラスメントの登場ですね。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190708-00010005-newsweek-bus_all&p=1
リファラル・ハラスメントとは、を説明する前に、まずは近年の会社の採用制度で増えてきたものの解説から。
このところの人手不足や、転職も普通になってきて、採用活動が、転職サイトなどで、まったく知らない人を採用する場合、マッチングはしたものの、入社してすぐに辞めてしまったり、会社になじまなかったり、うまくいかないことも多々あります。
その対策として、近年各社で奨励されることが多くなってきたのが、既存社員による紹介制度です。
すでに会社内で仕事や会社の制度を体験している社員が紹介するとなれば、知り合いだったりでしがらみ、繋がりがあり、そうは辞めないであろうことや、会社のことを詳しく教えた上で入社してくれれば、だいぶ仕事内容や会社に納得して入社したってことで、すぐに辞めてしまったり、は少ないであろう、という読みです。
実際これはかなり有効で、紹介された社員の定着率がよいことなどで、会社によっては紹介した社員に臨時ボーナスを支給したりする会社も増えています。
ここまでは会社的にも、紹介される側にも大変よいことなのですが、
この制度の有効性のせいで、一部ブラックな会社では今度とんでもないことも始まりまして、
紹介制度にノルマを課して、紹介を強制する会社や、紹介できない社員に対して圧力をかけてくるような会社もあります。
また、ブラック企業などでは、社員も、自分の会社で嫌々働いていて、とても知り合いなどには申し訳なくて紹介できない、なんて場合もありまして、そうした場合や、そもそもブラック企業などで長く働いていると、人間の知り合いなどいないのが当たり前ですので、紹介しようにもなんの縁もない、なんてこともザラです。
そうした場合に、社内で紹介できない社員に対して待遇が悪くなる、周りの社員や上司から当たりがきつくなる、それが新手のハラスメントで、
リファラル・ハラスメント
と呼ばれています。
まあ、紹介を強要するような会社がまともなはずがありませんので、
このリファラル・ハラスメントがある=ブラック企業、と断定しても間違いないでしょう。
まともな企業であれば、情報の共有ツールを使っていたり、
プロジェクトの進捗管理はきちんと行われているはずです。
なのに、しょうもない朝礼や終礼などを行い、
社員全員の時間を無駄にとるなど、
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/5519673.html
このご時世にそもそもそんなローテクで意志疎通をする時点で、
どブラック確定ですよね。
それでいて、時間が無い、作業が遅い、などとのたまい、残業代は払わず、サービス残業の強要をする会社が増えるなど、世のブラック化はとどまるところを知りませんね。
困ったものです。
派遣社員、3年勤務なら時給3割上げ 厚労省が指針
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO47434240X10C19A7MM8000/
http://fxya.blog129.fc2.com/blog-entry-54595.html
え?誰がこんなん考えたの?
前に3年以上同一事業者と契約している契約社員は正社員に、
とか法案作ったら、案の定2年半で大量の派遣切り、とか、かえって早く契約切られることで、メリットより被害の方がでかかった、なんて過去もあったのに、
その辺、まったく覚えてないんですかね。
これも、3年たったら時給3割増て、
ようは、人件費が3割上がることですよね。
そりゃあ、会社も、年契約なら2年で切ったり、なんなら月更新なら、2年11ヶ月で切りまくるでしょう。
何考えてんすかね。
これで、仮に2年後半で切ったら違法、とかつけたら、じゃあ初任給的なもんを3割減で契約するようになるだけじゃないですか。なんてザル法案なんでしょう。
こんなしょうもない法案通すなら、もうちょい考えましょうよ。
3年後で3割増目指すなら、月単位で、契約月数%増必須とか。
そうしたら、1年で12%、3年なら36%とか、ある程度目論見通りに上がるんじゃないですかね。
会社側だって、ある程度で切りたい、とか思うものの、いつにしようか、的な葛藤も出るでしょうしね。
まあ、月×%はさすがに上げ過ぎだとしたら・・・
月0.5%で半年単位、とかにしたら、
一年→6% 三年→18%
あたりならある程度金額アップとかの幅その他も妥当になるんじゃないでしょうかねえ。
こうちゃん